円よりドルが有利って本当?

■ドル建て保険は理解することが難しい

 

円よりドルが有利だからと勧められ、ドル建ての保険に加入している人は多いと思います。

日本の生命保険会社もドル建て保険を販売していますが、円建て保険とドル建て保険とで何が違うのでしょうか。

万が一の時に受け取る保険金と月々払う保険料でその違いをみてみましょう。

 

例えば、現在35歳の男性が死亡保険金1000万円(保険期間は終身)の保険を検討しているとします。

円建て保険のケースでは、終身分の保険料を60歳までに払い終えるとした場合の保険料は月々約27,000円です。

 

一方、ドル建てでの死亡保険金10万ドル(ここではわかりやすく1ドル=100円として1000万円)の場合では、60歳までの月々保険料は約172ドルです。1ドル=100円としたら、約17,000円です。

 

円建て保険に比べドル建ては、月々保険料が約1万円安いのです。

円に換算したらほぼ同額の保険金(1000万円)を準備するための月々保険料にこれほど大きな差が出るのが『円よりドルが有利』と言われる理由のひとつです。

 

しかし、ドル建て保険は注意が必要です。

 

払込む保険料も受け取る保険金もすべてドルで確定しているだけであって、円で保険料を払い込む、円で保険金を受け取る場合はその金額はその時々の為替相場で変動するということです。

 

その保険の目的によってはドル建て保険が向かないケースもありますし、為替リスクに馴染みのない人は避けたほうがよいでしょう。