快適でお金が貯まる部屋のつくり方。窓のインテリア編【カーテンvs ブラインド】

快適なお部屋をつくる要素として家具に意識が向きがちですが、見逃すことができないのが、窓のインテリア。

 

窓のインテリアは近年、非常に多種多様ですが、個人住宅用として比較、採用される代表的なアイテムはカーテン、そしてブラインドです。特に新しい住まいに引っ越す際は、おしゃれな空間にしたい、でも価格は抑えたい、どちらにしようか、選ぶ時間も楽しいですよね。

 

窓のインテリアは、見た目、部屋の雰囲気づくりに大きな影響を与えるのはもちろん、節電、つまりはお財布事情にも大きく影響してくる要素です。頻繁に買い替えるものでないだけに、毎年継続的に光熱費に影響してくるとなると、是非じっくり検討したいところです。窓を大きくとった開放的なお部屋は、特に慎重に選びたいですね。

 

快適でお金が貯まる部屋のつくり方。窓のインテリア編、カーテンとブラインドについて、みていきましょう。

 

 

■部屋を明るくしたい、でも、日差しと視線は遮りたい

 

窓のインテリアのには役割が3つあります。その一つが、採光と調節、そして防犯(外からの視線を遮る)です。

 

日中においては、時間や季節、天気の移り変わりとともに変化する外からの光を調節して、部屋の明るさを快適に保つ役割が窓のインテリアにはあります。時に、強い日差しを遮る必要もあります。そして、外の通行人や隣室からの視線を遮る役割も同時に必要とします。また、日が落ちる夕方以降は、特に、外からの視線の遮断がとても重要です。

 

カーテンの場合は、厚手とレースの2枚構成でこの役割を果たします。特に近年は、その機能が非常に向上していて、厚手カーテンは内外の光を徹底的に遮断することが可能になっています。遮光度は限りなく100%に近いアイテムも数多く存在します。日中でも、室内を真っ暗にすることもできますし、夜間は、室内の灯りが一切外に漏れず、人の存在もわからないという防犯上すぐれたアイテムです。

 

そして、日中は主にレースカーテンの開閉で光を調節します。このレースにおいても、外の光は適度に取り入れつつ、外からの視線は概ね遮断できる、そして室内からは外の様子が見えるという機能的に優れたものもあります。UVカットの機能をもつものも一般的になってきました。

 

しかし、その光の調節度合は、あくまでも、カーテンを閉めるか開けるかのいずれかしかありません。

 

一方、その光の調節度合に柔軟に対応できるのが、ブラインドです。ブラインドは、その羽の角度で外の光を微調節しながら、取り入れることができます。羽の角度で、光を取り入れつつ、外からの視線を遮るということが可能です。

そして、外の環境が同じ状態でも、室内で行う作業の内容によって変化をつけたい室内の明るさを自在に変えることができます。つまり、文字を読むために照度が必要なのか、映像を観たりリラックスするために照度を落としたいのかなど、その光環境づくりのパターンは無限大です。360度とまでは行かずども、350度程度の範囲で羽が動かせるのですから。

 

ブラインドは、その羽の角度調整の効果で空間をお洒落に、そして快適に演出することができます。この点は、カーテンにはない利点です。

 

 

■お財布に優しい!?カーテン

 

窓のインテリアの役割の2つ目。お財布事情に大きく影響してくる要素、遮熱と保温です。

 

家の立面を構成するもの、壁とガラス。外の光を取り入れ開放感を演出するのに、効果的で欠かせないガラスですが、壁と比べたときの大きな弱点は、遮熱と保温機能です。ガラスは、外気の熱気や冷気を室内に取り入れてしまい、さらに、快適な室温の保温性能を妨げる要因になります。つまり、お財布事情に直結するエアコンの効率に大きく影響してくるのです。

 

窓のインテリアは、そのガラスの弱点を補う役割があります。その点で、軍配が挙がるのは、明らかにカーテンです。ブラインドはその素材が、主にアルミ、木材であるのに対し、カーテンは、ウール、ポリエステル、綿、麻です。素材そのものの熱伝導率はもちろんのこと、構造的にも隙間をゼロにはできないブラインドは、どうしても保温性・遮熱性に劣ってしまいます。

 

一方、カーテンは、素材面と構造面はもちろんのこと、ドレープ(ひだ)をたっぷりとればとるほど、その保温性能をアップさせることができます。カーテン生地自体、しかも室外側の面に遮熱機能を施したものもあります。一方最近では、ブラインドにも、遮熱・保温機能が付加された優れものも開発されているようですが、その付加価値分、お財布には優しくない傾向といえるでしょう。

 

 

■いい風が吹く季節。意外に困ってしまうのが…

 

日差しが柔らかく、吹く風が気持ちのよい季節。窓を開けて、部屋を通る風を気持ちよく感じたいものです。基本的にはエアコンが必要である季節や、エアコンを入れるか入れないかの季節の変わり目なども、心地よい風が得られる日などは、お財布のためにも、是非、風を室内に取り入れたいものです。

 

そんなときに、意外に困ってしまうのが、実は、ブラインドなのです。ブラインドは、羽の角度で外から室内への光の取り込み度を調整できると先述しました。しかし、この羽の角度によって、風の通り道も狭くしてしまうため、日差しは遮りたいがそこそこ風があるという状況下では、ブラインドが風になびいてしまうのです。その結果、ブランドが風と共に窓枠やガラスに当たってしまい、バン!バン!と音をたてる始末。こうなると、その音が気になり、風を通そうとすると日差しが遮れなくなり、快適な空間とは程遠い状況になってしまうのです。

 

意外や意外、ブランドの盲点を痛感した次第…

 

 

■やっぱり捨てられない、ブラインドへの憧れ

 

そして、最後、窓のインテリアの役割3つ目。インテリアとしての演出、お洒落度です。

 

お洒落なショップやカフェを思い出してみると、多いのがブラインド。特に、木製ブラインドは永遠の憧れですね。サイドに布が溜まってしまうため、モッサリ感が否めないカーテンと比較して、ブラインドは開けた時の開放感やスッキリ感、閉めた状態の時でも、羽の角度調節や下半分を上げたりなど、その光の絶妙な調節具合が空間を素敵に演出してくれます。

 

その憧れから、過去の住まいで木製ブラインドやアルミブラインドを試してきましたが、冬の温かさ、風が通る時の快適さ、そして、単位面積当たりのお値段を考慮すると、個人住宅はカーテンが賢明な選択かなと、今は思っています。

 

でも… やっぱり憧れは捨てられない!